詩うたいの本棚

天賦留(てんぷる)です。真面目に自作の「詩」をひっそりと掲載しています。

No.21ー哀愁の未成線

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「線路は続かぬどこまでも」
夢なき皮肉口にして
運命悟り未練断つ
繋がらなかった君住む街



建設予定の細道眺め
二人は将来 シンクロさせた
希望と開通 向かって進め
バスが見えなくなっても思う



泡が弾けて白くなった
未来予定地 地図から消えた
まるで関連無き事象だが
細道見るたび フラッシュバック



未成線先 君が住む
新たな人と路をひく
時の流れを恨まない
繋がらなかった運命を



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