詩うたいの本棚

天賦留(てんぷる)です。真面目に自作の「詩」をひっそりと掲載しています。

No.19ー紫陽花


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空の雫が頬に触れ
君は程よく艶っぽい
派手さはなけど素敵だから
愛されてるさ 人々に



淡い紫陽花 刹那系
好みの配色 シアンブルー
「これだ」と君を見つけだし
時を忘れて和むなり



雨模様に出会った人と
薄紫陽花がクロスした
脳中枢のプログラム
姿残像埋めつくす



後には梅雨が過ぎ去って
手足細胞宙を舞う
懐かしき想い出もまた
箱の中にてひと休み





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